2014/12/21

Xilinx Vivado WebPACKのインストール方法

はじめに

FPGA SoCの勉強をしようと考え,ZYBOを購入したので,早速Vivadoをインストールしてみました. 初心者なので誤った記述が含まれている場合があります. 気づかれた方は,コメントなどでご指摘いただければ幸いです.

インストール環境

インストール環境は下記のとおりです.

OS Microsoft Windows 7 Professional x64 Service Pack 1
Vivado Vivado 2014.4 WebPACK Edition (Windows)
Download Type Windows用Vivado 2014.4のフルイメージ (SDK 付き)
フルイメージのダウンロード

Vivadoのインストーラはスタンドアロン ウェブ インストール クライアント(Lightweight Installer)とフルイメージ(Full Product Installation)の2種類があるようです. 今回は,Windows用のフルイメージをダウンロードすることにしました. ダウンロードにはアカウント登録が必要です. 下記リンクからダウンロードページに飛ぶことができます.

ファイルの展開

フルイメージはTAR/GZIP (.tar.gz)形式で圧縮されています. 7-Zipなどを使用して,ファイルを展開してください. GZIP圧縮の展開とTAR圧縮の展開,計2回の展開処理が必要です.

インストール作業
  1. 「xsetup.exe」を「管理者として実行」する
  2. 「Windowsセキュリティの重要な警告」などが表示された場合は,「アクセスを許可する」を選択します. インストール作業中は,セキュリティソフトウェアを一時無効にすることが推奨されているようです.

    インストール作業
  3. 「Next」をクリックする

  4. インストール作業
  5. 3箇所の「I Agree」にチェックを入れ,「Next」をクリックする

  6. インストール作業
  7. 「Vivado WebPACK」を選択する
  8. 今回は無償版のWebPACKをインストールします. WebPACKにはデバイス制限がありますが,ZYBOに搭載されているデバイスはサポート範囲内ですので,基本的には問題ないと思います.

    インストール作業
  9. 「Software Development Kit」にチェックを入れ,「Next」をクリックする
  10. 私はここでミスをしました. デフォルト設定ではSoftware Development Kit (SDK)にチェックが入っていなかったのです. 後で追加インストールすることもできますが,ここでチェックを入れておきましょう.

    インストール作業
  11. 「Next」をクリックする
  12. デフォルト設定を変更する必要性は感じませんでした.

    インストール作業
  13. 「Yes」をクリックする
  14. 初めてXilinxの開発ツールをインストールする場合は,インストールディレクトリが新規作成されます.

    インストール作業
  15. 「Install」をクリックする
  16. スクリーンキャプチャには含まれていませんが,「Design Tools」にSDKが含まれているはずです. 「Install」をクリックするとインストールが開始されます. インストール中にはドライバのインストール操作を促すウィンドウなどが表示されますので,進捗状況を適宜チェックしてください.

    インストール作業
  17. インストール完了
  18. インストールが完了すると下図のようなウィンドウが表示されますので,「OK」をクリックして閉じます. このウィンドウはVivado License Managerなどの裏に隠れていることがあるようです. 引き続き,ライセンス登録作業を行います.

    インストール作業
ライセンス登録作業

インストールが完了すると,Vivado License Managerが自動的に起動するようです. 下図のような「Windowsセキュリティの重要な警告」などが表示された場合は,「アクセスを許可する」を選択します.


ライセンス登録作業
  1. 「Get Free Licenses」を選択し,「Connect Now」をクリックする
  2. ブラウザが起動し,XilinxのWebページに飛びます.

    ライセンス登録作業
  3. 「Xilinx Licensing Site」にサインインする

  4. ライセンス登録作業
  5. 登録情報の確認および更新を行い,「Next」をクリックする
  6. 私は,氏名や住所を英語で記入しています. 日本語で記入するとエラーになったような記憶があります.

    ライセンス登録作業
  7. Vivado WebPACKのNode-Locked Licenseを生成する
  8. 「Activation Based License」の「Vivado WebPACK License」にチェックを入れ,「Activate Node-Locked License」をクリックします. 続いて,「Generate Node License」ウィンドウが表示されるので,「Next」をクリックします. 「Node」欄には,VivadoをインストールしたWindows PCのコンピュータ名が表示されているはずです.

    ライセンス登録作業
    内容を確認して,「Next」をクリックします.

    ライセンス登録作業
  9. ライセンス登録完了
  10. ライセンス登録が完了しました. ライセンスファイルがメールで送付されてくるようですが,本投稿で紹介している方法でライセンス登録を行った場合は,自動的にVivado License Managerのライセンス情報が更新されるようです.

    ライセンス登録作業
    Vivado License Managerの「View License Status」でライセンス情報を確認できます.

    ライセンス登録作業

以上でインストール作業は完了です.

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